TOPへ

産科超音波検査について|安心して出産を迎えるために

最新の4Dエコー

GE社の Expert22 BT25 を導入しております

   

最新の4Dエコー機器「GE Expert22 BT25(Voluson Expert 22)」は、産婦人科領域に特化したハイエンド超音波装置で、2D・3D・4Dすべてにおいて非常に高精細な画像描出が可能です。独自の次世代エンジンにより、胎児の顔や臓器の細かな構造まで鮮明に可視化でき、従来よりもリアルで立体的な映像をリアルタイムに確認できます。また、AIによる自動計測や画像補正機能により、検査の精度と再現性が向上し、診断の質を高めることが可能です。さらに、胎児心臓や脳などの詳細評価にも対応しており、異常の早期発見や適切な管理につながります。これにより、妊婦さんにとっては安心感の高い健診を提供でき、医療者にとっても効率的かつ高度な診療を実現する先進的なエコー機器です。

最新4Dエコー(GE Expert22 BT25)の特徴(従来との違い)

高精細な画像描出
 → 従来よりもノイズが少なく、胎児の顔や指先まで鮮明に確認可能

リアルタイム4D表示
 → 赤ちゃんの動きや表情を「動画」で立体的に確認できる

立体構造の把握が容易
 → 3D/4Dにより、臓器や骨格の形状を直感的に理解できる

AIによる自動計測機能
 → 頭囲や腹囲などを自動測定し、検査時間短縮と精度向上を実現

高度な画像補正技術
 → 体勢や羊水量の影響を受けにくく、安定した画質を確保

胎児心臓・脳の詳細評価が可能
 → 従来よりも精密な観察ができ、異常の早期発見に寄与

検査の再現性が高い
 → 誰が行っても一定水準の画像が得られやすい

患者さんの安心感向上
 → 赤ちゃんの様子をはっきり確認でき、実感・安心につながる

超音波エコー映像

 

産科超音波検査について

当院で行っている妊婦健診における超音波検査について、正しくご理解いただくためのご案内です。
妊婦さんご本人やご家族の不安や疑問を軽減し、「検査を受けるかどうか」をご自身で判断していただくことを目的としています。

 

 

 

なぜこの資料をお渡ししているのか

資料はこちら

当院では、すべての妊婦さんにこの資料をお渡ししています。
これは、出生前検査を積極的に勧めるためではありません。
私たちは「知らないという選択」も尊重しています。
そのため、ご本人の希望がない限り、むやみに生まれつきの病気を調べることは行いません。
あらかじめ「どこまで知りたいか」「どこまで知りたくないか」を確認することで、必要なタイミングで適切な情報をお伝えすることを大切にしています。

妊娠中の超音波検査について

妊娠中の超音波検査には、主に以下の2種類があります。

通常超音波検査

妊婦健診ごとに行う基本的な検査です。
初期〜中期は2〜4週間ごと、後期は1〜2週間ごとに実施し、1回あたり5〜10分程度です。
赤ちゃんの成長や向き、羊水量、胎盤の位置などを確認します。
簡易的なスクリーニング検査や4D撮影も含まれますが、胎児の位置によっては十分に撮影できない場合があります。

精密超音波検査(希望者)

より詳しく赤ちゃんの状態を確認する検査です。
妊娠4か月頃と5〜6か月頃に各1回行い、1回あたり30〜60分程度かけて評価します。
医師が必要と判断した場合にご提案することもあります。
また、時間をかけた4D撮影を希望される場合もこの検査に含まれます。

検査の位置づけについて

通常の超音波検査は、赤ちゃんの健康状態を確認するための検査であり、
病気や異常を見つけることを目的としたものではありません。

ただし、検査の過程で偶然、異常が見つかることがあります。
一方で、精密超音波検査では、より詳細に観察するため、
胎児期や出生後に治療が必要となる病気が見つかる可能性があります。

 

 

出生時に病気をもつ赤ちゃんについて

多くの赤ちゃんは健康に生まれますが、
約25人に1人の割合で、生まれつき何らかの異常(先天性形態異常)が認められるとされています。
病気の種類によっては、胎児期に診断されていることで、
出生後すぐに適切な治療につなげることができる場合もあります。

精密検査を受けるかどうか

精密超音波検査を受けるかどうかは、完全に自由です。

受けない場合でも、通常の妊婦健診は継続して行われ、
必要な情報(胎児の成長や羊水量など)はお伝えします。

また、どこまでの情報を知りたいかについては、事前にご希望を確認いたします。
※ただし、出生直後に治療が必要と考えられる場合などは、安全のため必要な情報をお伝えすることがあります。

検査の限界について

超音波検査は「形」を観察する検査です。
そのため、以下のような特徴があります。

  • すべての異常を発見できるわけではない
  • 染色体異常や遺伝子異常は確定診断できない
  • 発達障害などは診断できない
  • 検査後に発生する病気はわからない

つまり、100%の診断ができる検査ではありません

結果説明について

検査結果については、

  • すべて知りたい
  • 必要な範囲だけ知りたい
  • 知りたくない

など、ご本人のご希望に沿ってお伝えします。
パートナーと一緒に説明を受けたい場合なども、遠慮なくご相談ください。

 

異常が見つかった場合

胎児の状態に応じて、

  • 追加検査(NIPT・羊水検査など)
  • 専門医療機関への紹介
  • 出生後治療の準備
などを行うことがあります。

 

また、ご家族の不安に対しては、専門スタッフによるサポートや
同じ経験をしたご家族との交流支援(ピアサポート)もご案内しています。

遺伝カウンセリングについて

出生前検査に関する不安や判断に迷う場合には、
専門医や認定カウンセラーによる遺伝カウンセリングを受けることができます。
NIPTを希望される場合は、認可施設へのご紹介となります。

産後の超音波検査について

出産後には、骨盤の状態を確認する超音波検査を行うことがあります。
骨盤臓器脱(子宮脱など)は、出産による筋肉や靭帯のゆるみにより起こるもので、
決して珍しいものではありません。
超音波検査により早期発見し、理学療法士と連携して
予防や改善のための運動指導などを行います。

この記事の執筆者

理事長・院長 牧尉太

資格

  • 医師免許取得(第495525号)
  • 日本産科婦人科学会認定専門医指導医
  • 日本周産期・新生児学会 周産期(母体・胎児)専門医指導医
  • 日本女性医学学会認定女性ヘルスケア専門医指導医
  • 医学博士(医学)(岡山大学 甲第6127号)
  • 厚生労働省臨床研修指導医
  • 女性心身医学会認定医
  • 厚生労働省指定オンライン診療研修修了
  • ALSO-Japan指定認定インストラクター(ディレクター)
  • J-CMELS認定コースディレクター
  • 災害時小児周産期リエゾン
  • 日本DMAT隊員
  • 日本医師会認定産業医

専門分野

  • 周産期医学全般(帝王切開縫合/前置胎盤癒着判断)
  • 女性ヘルスケア(産後ケア, 骨盤臓器脱, 漢方, 更年期など)
  • 産科救急・教育・搬送システム
  • AI/IoT関連
  • 地域創生, 医療DX
  • プロジェクトマネージメント
  • 持続可能性Wellbeing施策

院長紹介はこちら