妊娠中の助産師指導|フジハラレディースクリニックの時期別サポート
【指導スケジュール】妊娠初期から産後まで、助産師があなたの「こうしたい!」を伴走します
| 妊娠中期(16週〜23週) | 母体と赤ちゃんの健やかな土台作り |
|---|
広島のフジハラレディースクリニックでは、妊娠中期(16〜23週)の妊婦さんが心地よいマタニティライフを送れるよう、日常生活の注意点や妊娠中の不快症状(マイナートラブル)への対処法を助産師が丁寧にアドバイスします。
日常生活の注意点
- 適度な運動をこころがけましょう。体を動かすことで血液の巡りもよくなり、お母さんが摂った栄養素が赤ちゃんにもしっかり行き届くようになります。また、腸が刺激され便通の改善にも役立ちます。 体の動かし方として、季節の良い時期は軽い散歩がおすすめです。家の中では、家事でお掃除や片付けをしながらマメに体を動かすこともよいですね。無理なく続けられるようにしましょう。
- 重い物を持たない、長時間の同じ姿勢を避けましょう。
- 低体重児・早産リスク回避のために、禁煙は必須です。
カフェインの過剰摂取は低出生体重や流早産リスクと関連するとされています。WHOは1日200mg以下(コーヒー換算で1〜2杯程度)を目安としています。コーヒーのほか、緑茶・紅茶・エナジードリンクにもカフェインが含まれますのでご注意ください。
妊娠中のマイナートラブル対処法
妊娠中の体の変化は病気ではありませんが、無理に我慢せず、適切な対処法を知ることで、より快適にお過ごしいただけます。
気になる症状がある場合は、お一人で抱え込まず、助産指導の際や医師にお気軽にご相談ください。
症状や体調に応じて、妊娠中でも使用が可能とされているお薬のご提案を行うこともできますので、安心してご受診ください。
| 症状 | 主な原因 | 助産師からのアドバイス |
|---|---|---|
| つわり | ホルモン上昇・ストレス | 分割食(回数を増やす)、空腹を避ける、換気をしましょう。 |
| 頻尿・尿もれ | 膀胱の充血・圧迫 | 骨盤底筋運動。※水分制限は絶対にしないでください! |
| むくみ | 下半身の血流停滞 | 足を高くして寝る、弾性ストッキング、マッサージをしましょう。 |
| 便秘・痔 | ホルモンで腸が鈍化 | 水分・食物繊維(玄米推奨)、ウォーキングをしましょう。 |
| 腰痛・骨盤痛 | 重心変化・靭帯の緩み | ママサポ骨盤ベルトの活用、反り腰の改善をしましょう。 |
| 貧血 | 血液の薄まり・鉄不足 | 鉄分+ビタミンC。玄米や鉄製調理器具も有効です。 |
| こむら返り | 筋肉の負担・ミネラル不足 | 寝る前のストレッチ、玄米食でミネラル補給をしましょう。 |
| 頭痛 | エストロゲン上昇 | 片頭痛は冷やす、緊張型は温めるようにしましょう。※激痛は受診を。 |
| 妊娠線 | 皮膚の急激な伸び | 保湿クリーム、急激な体重増加の防止をしましょう。 |
| 体のかゆみ | 原因不明(3〜4ヶ月頃) | 保湿をしましょう。改善しない場合は外来で処方可能です。 |
つわり
妊娠すると、ホルモンの影響により、様々な症状が現れます。それを「マイナートラブル」と呼びます。これらの症状は、病気ではないため、妊婦さんたちは、そのまま放置し、我慢しがちです。しかし、その症状に合った対処法を知ることで、少しでも症状が軽くなれば、マタニティーライフをより快適に過ごせるようになります。 妊娠によって起こる消化器系の症状をすべてつわりといいます。胸やけ、嘔吐、食欲不振などが主なものです。妊娠4~8週に始まり、10週前後がピーク。14~16週ごろに治まると言われています。
原因
HCGや、エストロゲン・プロゲステロンといったホルモンの上昇。精神的ストレス・不安など心理的なものです。
対処法
- 食事の1回量を減らして、回数を増やすようにしましょう。
- 満腹になるまで食べないようにしましょう。
- 食べられる量を少量にして分けて食べるようにしましょう。
- 起床前や空腹時に症状が強くなりやすいため、飴やクラッカーなど簡単に摂取できるように用意しておきましょう。
- 食後すぐに歯を磨かないようにしましょう。
- 部屋の換気をよくし、時には外気にあたるようにしましょう。
- 家族の支援を得るようにしましょう。また、可能なら実家に帰省するなど、環境を変えることで、症状が軽減する場合があります。
※水分も受けつけない場合や、体重が5kg以上減るなど、重症なつわりの方は、外来で、点滴治療を受けることができます。
頻尿&尿漏
原因
妊娠すると、膀胱が充血しやすいためです。大きくなる子宮で膀胱が圧迫されるためです。夜間頻尿は、体を横にすると下肢のむくみが改善され、血液の流れがよくなり、利尿作用が活発になるためです。尿もれは、骨盤を支える筋肉が緩み、大きくなった子宮が膀胱を圧迫するため、くしゃみや、重い物を持った瞬間に起こります。
対処法
- 骨盤底筋運動を取り入れましょう。トイレや、椅子に座った状態で、尿道の部分にギュッと力を入れたり、緩めたりを繰り返す運動です。
- 尿もれの場合は、尿もれ専用のパッドを当て、お下を清潔な状態にしておきましょう。
- 頻尿や、尿もれがあるからと言って、水分を制限することは、絶対にしないでください。
むくみ
原因
妊娠後期になると、大きくなった子宮によって、下半身から心臓へ戻ってくる血液の流れが妨げられるため、下半身(特に足)にむくみが起こりやすいためです。妊娠中は、水分が蓄積されやすいホルモンの分泌が増えているためです。
対処法
- 寝る時に、クッションなどに足を乗せ、高くして休みましょう。
- 弾性ストッキングを履くようにしましょう。
- 立ちっぱなしの時間を減らしましょう。
- 足先から太ももの付け根に向かって、脚のマッサージを行いましょう。
※顔面や目の周りなどにむくみが出現し、1週間で1kg以上、体重が増えた時などは、異常なむくみの場合があります。
体のかゆみ
原因
原因ははっきりしていませんが、妊娠3~4か月頃に現れます。手足や、胸・お腹などに激しいかゆみがあることがあります。
対処法
保湿クリームなどで改善されない場合は、外来でかゆみ止めなどの薬を処方してもらいましょう。
妊娠線
妊娠6か月以降の妊婦に約90%見られます。お腹や、お尻、太もも、胸に、ピンク~赤紫色の皮膚が割れたような線ができます。
原因
子宮増大によって、腹部の皮膚が引き伸ばされるためです。
対処法
保湿クリームを塗り、乾燥予防をしましょう。急激な体重増加を防ぎましょう。
頭痛
妊娠性の頭痛は、片頭痛であることが多く、頭の片側からこめかみにかけて、ズキズキと痛み、光や音の刺激が辛く感じることがあります。
原因
エストロゲンというホルモンが上昇するために起こり、妊娠中期以降には、症状が落ち着くことが多いです。
対処法
- 片頭痛の場合、まず冷やすことがお勧めです。こめかみや、目の周り、おでこなどを冷えピタや、リラクゼーショングッズとして売っているアイマスクなどで冷やしてみましょう。
- 後頭部や首の後ろが重く、締め付けられる感じの頭痛は、患部を温めたり、首を回すなどして血液循環を良くしましょう。
※突然の経験したことのない頭痛や、しびれ・麻痺・嘔吐を伴う場合などは、すぐに医療機関を受診しましょう。
便秘
原因
妊娠初期は、プロゲステロンというホルモンの影響で、腸の動きが鈍くなるとともに、便に含まれる水分が少なくなるため、硬くなりやすいです。また、妊娠中期~後期にかけて、大きくなった子宮が腸を圧迫し、便秘が起こりやすいです。
対処法
- 十分な水分と食物繊維をとりましょう。
- きちんと朝食をとりましょう。
- 排便を我慢せず、トイレに座る習慣を作りましょう。
- ウォーキング等の運動をしましょう。
- 玄米食を取り入れることで、食物繊維・ミネラル・ビタミンB群を効率よく摂取できます(当クリニックでは玄米の炊き方教室も開催しています。詳しくはスタッフまでお尋ねください)。
※それでも改善されなければ、外来で下剤を処方できます。 - 食物繊維を多く含む食品: 果物(プルーン、干し柿、アプリコット、ラズベリー、バナナ、りんごなど)、野菜類(ごぼう、れんこん、ほうれん草、にんじん、おから、大豆、きのこ類など)、穀類(玄米ご飯、そば、ライ麦パンなど)
痔核
原因
妊娠中は、骨盤内の血液の流れが悪くなるためです。また、妊娠中は、便が硬くなることで、トイレでいきむためです。
対処法
- 便秘を予防し、長時間座りっぱなしの姿勢を避けるようにしましょう。
- 入浴し、血流を良くしましょう。
※痔があると、お産の際に「いきみ」がかかることで、悪化しやすいです。できるだけ、改善しておきましょう。
腰痛
原因
体重が増加することや、お腹が前に突き出て、腰が反るような姿勢となるため腰や背中の筋肉に負担がかかるためです。また、妊娠によって分泌されるホルモンにより、関節や靭帯がゆるみ、骨盤の周りが不安定になるためです。
対処法
- 適度な運動を取り入れましょう(当院でも受講可能なマタニティヨガやビクス、マタニティスイミングなどが向いています)。
- 歩き方を変えると疼痛軽減につながります(当院でも受講可能なポスチャーウォーキングなどが向いています)
- 腰を反らさず、まっすぐ立つよう心掛けましょう。
- 入浴後のストレッチ、腰痛体操を取り入れましょう。

*こむら返り*
足がつることです。特に夜寝ている時に突然起こることが多いです。
原因
体重が増加し、重心の位置が変化することで、ふくらはぎの筋肉に負担がかかるためです。また、大きくなった子宮によって、骨盤の血管や神経が圧迫されるために起こります。
対処法
- 適度な運動、水分や電解質をしっかり摂取しましょう。
- 玄米食でミネラルを摂取しましょう。
- 寝る前に入浴をしたり、下肢のストレッチを行ったりしましょう。
- こむら返りが起こった時は、足の指を持って、手前に引き、足首を反らせるようにしましょう。また、ふくらはぎをマッサージすると良いです。自分で難しい場合は、パートナーにやってもらいましょう。
*貧血*
原因
妊娠中は赤ちゃんの成長に必要なため血液の量が増えますが、血液中の赤血球の増加に比べそれを浮かべる水(血漿といいます)がより増え、薄まったような状態になるため、貧血が起こりやすくなります。貧血の症状として、疲れやすくなったり、めまいや息切れ、精神的にも不安定になりやすくなります。妊娠中は鉄の必要量が増えます(中期・後期は非妊娠時の約2倍必要です)。妊娠初期から下記を心がけてお過ごしください。
予防・対処法 〜食生活のポイント〜:
- 鉄の多い食材(大豆製品、青菜、ひじき、切り干し大根、魚、貝類など)を摂りましょう。
- たんぱく質(大豆製品、魚など)やビタミンC(果物、野菜など)、胃酸の分泌が高まる食材(梅干しなど)と一緒に摂ることで吸収率がアップします。
- 玄米には白米に比べ鉄分が多く含まれるため、玄米を取り入れられてもよいでしょう。
- 鉄製の鍋やフライパンを使って、料理をしましょう。
- 鉄の吸収を阻害する飲み物は、食事中や食前、食後1~2時間以内は避けて飲むようにしましょう。(例:緑茶、コーヒー、紅茶)
体重コントロール
妊娠中に体重が増えすぎても、増えなさすぎてもいけないわけは?
『増えすぎたら良くない理由』
- 妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病のリスクが高まります。
- 巨大児、肩甲難産(お産の際に、赤ちゃんの肩が出にくい)になりやすくなります。
- 低出生体重児(2500g未満)になることもあります。
- 陣痛が弱くなり、お産が難産になりやすくなります。
- ②や④の理由により、お産後、出血が多くなりやすくなります。
- 産後もなかなか本調子にもどらず、疲れやすいからだになります
『増えなさすぎたら良くない理由』
- 赤ちゃんが、胎内で低栄養環境にさらされると、将来生活習慣病のリスクが高くなります。
- 低出生体重児(2500g未満)になる可能性が高くなります。
体重を毎日測ってみましょう
できれば、同じ時間に毎日、体重を測ってみましょう。目で見て、体重増加がわかれば、更にコントロールしやすく、やる気も起きやすいです。
~体重コントロールは、日々の生活の見直しから~
お母さんと赤ちゃんの健やかな毎日のために、無理なく取り組みましょう♪
①食生活を見直しましょう
妊娠期間は、今までの食生活を見直す大きなチャンスです。料理はできるだけ手作りするよう心がけ、バランスの良いお食事を摂るよう意識してみてください。お米(玄米や分づき米など)を中心とし、「まごわやさしい」の食材を取り入れたお食事をおすすめします。積極的に摂りたいビタミン(葉酸など)、ミネラル(鉄、カルシウムなど)、食物繊維の摂取に繋がります。
「まごわやさしい」とは、意識して取り入れたい食材の頭文字をつなげたものです。
| ま 豆類 |
大豆、豆腐、高野豆腐、おから、納豆、味噌、レンズ豆、ひよこ豆、金時豆など |
|---|---|
| ご ごま(種実類) |
えごま、栗、ナッツなど |
| わ わかめ(海藻類) |
のり、昆布、ひじき、あらめ、ふのり等 |
| や 野菜類 |
旬の野菜 |
| さ 魚類 |
旬の魚介類、鯖缶、ちりめんじゃこ等 |
| し しいたけ(きのこ類) |
きくらげ、しめじ、舞茸、えのき、エリンギ等 |
| い いも類 |
じゃが芋、さつま芋、里芋、長芋、人参、大根、ごぼう、れんこん等 |
食事の割合は、穀物(お米、雑穀)・豆類:野菜・海藻類:魚・肉など、3:2:1が目安です。食事の量は腹八分目(5+2+1=8★)を意識しましょう。よく噛んで味わっていただくことも大切です。
②食材や調味料の質にも注目して購入しましょう
食材は、旬で新鮮なもの、できる限り化学合成農薬や化学肥料が使用されていない食材が安心です。食材の生産地、原材料に添加物や遺伝子組み換えの作物を使用してないかどうかも確認するとより安心です。調味料も、添加物が使用されていないかを確認して購入するよう心がけましょう。
③間食について
間食を食事の一部(補食)と捉え、特に食事で不足しがちなたんぱく質、ビタミン(葉酸など)、ミネラル(鉄、カルシウムなど)や食物繊維などを補えるものをおすすめします。 ★おすすめの間食として 季節の果物、ドライフルーツ、小魚類(いりこなど)、するめいか、ナッツ類、枝豆、玄米おむすび、蒸し・焼きさつまいもなど。 今までの食生活を整え直し、より良い食生活を続けることで、体重管理と共に、便通改善、貧血予防にも繋がりやすくなります。楽しく、できることから始めてみましょう★
✨ 院長開発:ママサポ骨盤ベルト(通称:まきちゃんベルト)のご紹介
日々の診察の中で伺った「腰が痛くて眠れない」「ベルトが食い込んで辛い」というママたちの切実な声から生まれました。当院の牧院長が岡山大学病院在籍時に産婦人科医師チームと医療用品メーカーのダイヤ工業と共同開発した、エビデンス(医学的根拠)に基づく骨盤ベルトです。その研究成果は、世界的に権威のある産婦人科系世界3大学術雑誌「BJOG」にも掲載されました。妊娠中・分娩・産後・その後の職場でもこれ一本で対応可能です
まきちゃんベルト(ママサポ骨盤ベルト)の4つのこだわり
- 寝転んでも痛くない: 樹脂パーツをクッションで包んだ優しい肌あたりです。
- 産前産後ずっと使える: 体型変化(約20cm分)に1本で対応します。
- ズレにくくムレにくい: 動いてもフィットするメッシュ素材です。
- 簡単装着: お腹が大きくても手元を見ずにサッと締められます。
| 妊娠後期(32週〜36週) | 出産・育児への準備と入院の心構え |
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妊娠後期は、いよいよ出産が近づく大切な時期です。フジハラレディースクリニックでは、助産師が妊婦さん一人ひとりの体調・生活・不安に寄り添いながら、安心してお産を迎えられるよう個別にサポートいたします。入院準備から分娩の流れ、産後の育児まで、疑問や不安はどんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
出産が近づくと現れるサイン
- 胃のあたりが楽になる
- 軽い子宮収縮(前駆陣痛)が頻繁に起きる
- 少量の出血や血の混じったおりもの(おしるし)がある
入院のタイミング ※次のような場合は昼夜問わず、まずお電話ください。
- 規則的におなかが痛む時
初産婦の方:陣痛が5分おきくらい
経産婦の方:陣痛が10分おきくらい
少しでも破水したかも?と思われるおりものがあったら入浴しないでご連絡ください。
- 生理より多い出血があった時
- 強いお腹の痛みが続く時
- 胎動が普段より感じられない時
赤ちゃんはお母さんのお腹の中で20~50分ごとに眠ったり目を覚ましたりを繰り返しています。赤ちゃんは通常眠っている間はほとんど動きませんが、起きている間は動いています。胎動が1時間以上全く感じられないときは、念のためご連絡ください。
入院時の持ち物チェック
妊娠8ヶ月に入ったらいつでも入院できるような準備をお願いいたします。てぶらで安心「マタニティーステイコレクション」を実施していますので、ほとんど準備の手間は必要ありませんが、追加でご持参したいもの、赤ちゃんに使用したいもの等をひとまとめにしておきましょう。ご家族の方にも分かるようにしておきましょう。
ご準備いただくもの
- 母子手帳
- 健康保険証
- 診察券
- 予約カード
- マタニティーガイド
- ブラジャー(ワイヤーのないもの)2~3着
- 産褥ショーツ2~3枚
- 骨盤ベルト(当院でも産前・産後、その後も一生利用が可能なママサポ骨盤ベルト(通称:まきちゃんベルト)を販売しております。すでに持たれているベルトをご持参ください)
赤ちゃん用(退院時に必要です)
- ベビー服
- 肌着
- ガーゼハンカチ
- おくるみ(冬期のみ)
当院で準備してあるもの
- 手ぶらでお産セット (別でご紹介)
- 分娩セット(産褥ナプキン、母乳パッド、臍消毒セット、ガーゼハンカチ)
- 入院中のベビー服
- おむつ1袋
- おしりふき1袋
※なくなった場合は持参または当院で購入できます。
※ご自身で使用したいものがあればもちろんご持参してかまいません。
陣痛が始まってからの過ごし方
陣痛が始まってから(分娩第1期)
子宮の収縮(陣痛)が徐々に強くなり、赤ちゃんが生まれる準備が進む時期です。助産師が呼吸やリラックスの方法をお伝えしながら、体勢を整えたり、声かけを行い、お母さんが安心して過ごせるようサポートします。
赤ちゃんが生まれる時(分娩第2期)
子宮口が全開になり、赤ちゃんが生まれる時期です。助産師はお母さんの呼吸のタイミングを一緒に確認しながら、赤ちゃんの誕生を安全に迎えられるよう医師とともにサポートします。
胎盤が出る時期(分娩第3期)
赤ちゃんが生まれたあと、胎盤が出てお産が終わります。助産師がお母さんと赤ちゃんの体調を確認しながら、カンガルーケアを行います。
出産後2時間の過ごし方
赤ちゃんが生まれたあとは、分娩室でお母さんと赤ちゃんの体調を確認しながら、ゆっくり過ごしていただきます。出産直後は、お母さんの体調や出血の状態を確認しながら、赤ちゃんとの時間を大切にしていただけるようサポートしています。
- お母さんの体調確認: 助産師が出血量や子宮の戻り、体調などを確認しながら、お母さんが安心して過ごせるよう見守ります。
- 赤ちゃんとの時間: 生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこし(カンガルーケア)、お母さんと赤ちゃんのスキンシップの時間を大切にしています。
- 初めての授乳: 赤ちゃんの様子を見ながら、助産師が初めての授乳のお手伝いをします。授乳姿勢や赤ちゃんの吸い方なども一緒に確認します。
バースデザイン作成のお手伝い
妊婦さんのお産に対する思いやご希望をお伺いしながら、バースデザインを一緒に考えるお手伝いをしています。そして、あなたのしたい出産を一言で表せるキーワード:「〇△〇△なお産」を考えていただきます。 たとえば、
1. お産のときの過ごし方
- 好きな音楽を流してリラックスしたい
- アロマの香りに包まれて過ごしたい
- 旦那さんや家族にずっとそばにいてほしい、あるいは静かに過ごしたい
2. 赤ちゃんが生まれた瞬間のこと
- 生まれてすぐ、胸の上で抱っこしたい(カンガルーケア)
- パパにへその緒を切ってほしい
- 初めての抱っこや授乳の瞬間を写真に残したい
3. 産後の過ごし方
- 母乳育児を頑張りたいので、コツをじっくり教えてほしい
- 最初は不安なので、おむつ替えや沐浴を丁寧に指導してほしい
バースデザインに「正解」はありません。「こんな小さなこと書いていいのかな?」と思うことでも、ぜひお聞かせください。
母乳・育児のイメージ作り
じっくりとお話を伺う時間を設け、妊婦さんと一緒に決める、オーダーメイドの授乳を大切にしています。
- あなたの理想を聞かせてください: 「できるだけ母乳で育てたい」「最初から混合で進めたい」「夜はしっかり寝て体力を回復したい」など、どんな小さな希望でもお聞かせください。
- 生活環境に合わせたプランを: お仕事への復帰予定や、ご家族のサポート体制など、おひとりおひとりの生活に無理のない方法を一緒に考えます。
- いつでも相談・変更して大丈夫: 「やってみたけれど、やっぱりこうしたい」という変化も当たり前のことです。その時々の状況に合わせて、柔軟にプランを見直していきましょう。
産後ケア・母乳育児サポート|フジハラレディースクリニックの退院後支援
出産後のお母さんが安心して育児をスタートできるよう、フジハラレディースクリニックでは心と体をトータルでサポートしています。授乳・沐浴・退院後の生活に関する不安を、入院中から丁寧に解消いたします。
おっぱいケアの手厚さ
- お乳の形をしっかり拝見し、最適な「抱き方」を提案します:
お乳の向きや形(扁平・陥没・大きめ・小さめなど)に合わせて、赤ちゃんが一番飲みやすく、お母さんが一番疲れない姿勢(縦抱き、横抱き、フットボール抱きなど)を具体的にアドバイスします。「自分のおっぱいには、どの抱き方が合っているの?」そんな疑問に、助産師が丁寧にお答えします。 - 赤ちゃんとの「相性」を二人三脚で見極めます:
赤ちゃんが大きなお口を開けて、深くおっぱいを含めるように。お母さんと赤ちゃんの絶妙な「フィット感」を、助産師がお隣で一緒に確認しながら、スムーズな自律授乳を目指します。 - 24時間、何度でも寄り添い、自信へつなげます:
夜間の不安なときでも、ナースコールでお呼びください。お母さんが「このやり方で大丈夫!」と自信を持てるまで、何度でもお手伝いします。
赤ちゃんとのふれあいの基本
赤ちゃんが安心してスヤスヤ眠れる抱っこの仕方、そしてお母さんの腕や腰が痛くならない抱き方を丁寧にお伝えします。おむつ交換も一緒に練習しましょう!
沐浴指導
赤ちゃんの沐浴を行いながら、抱き方や洗い方のポイントをお伝えしています。家でのスタイルに合わせて、キッチンのシンク、洗面台、お風呂場など、退院後の生活環境に合わせた「楽な入れ方」を一緒に考えます。また、赤ちゃんのデリケートなお肌の洗い方や、保湿のコツもお伝えします。
退院後の生活指導
退院後も安心して育児や生活ができるよう、退院前にお母さんへ赤ちゃんとの生活やお母さんの体の変化についてお話し、不安なく退院を迎えられるようサポートいたします。
*お産後の身体について知っておきましょう*
悪露(おろ)
徐々に量が減り、産後6〜8週間持続します。退院後、一時的に量が増えることがありますが、安静にして多量の出血が続かなければ大丈夫です。大量の出血が持続する、異臭がする、腹部の症状もなくおっぱいの張りも落ち着いているのに高熱が出るなどがありましたら早めに受診してください。※1か月健診で異常がなければ入浴も可能になります。
尿
膀胱に尿を溜めておくと子宮収縮の妨げとなり、出血の増加の原因となったり膀胱炎にもなりやすいので、こまめに排尿しましょう。※ナプキンはこまめに替えて清潔にしましょう。
*尿漏れ体操*
お産の影響で尿漏れを訴える方もいらっしゃいますが、そんなときは膣と肛門をしめる体操をすると良いでしょう。
やり方
あおむけに寝て足を肩幅に開き、膝をたて、膣と肛門をしめてゆっくりと5つ数えます。この動作を繰り返し、筋肉を強くしていきましょう。
*赤ちゃんのいる生活に慣れていきましょう*
生活
無理をせずに、家事などはご家族に協力してもらい、赤ちゃんが寝ている時はお母さんも休息をとりましょう。※1か月健診後は妊娠前の生活と同様で良いです。
環境
赤ちゃんが過ごすお部屋はこまめにお掃除しましょう。お掃除中は赤ちゃんを別室に移して換気を行いましょう。
健診
お母さんも赤ちゃんも1か月健診を受けましょう。※ご退院の前に受付にて必ず1か月健診の予約をおとりください。※赤ちゃんの1か月健診は小児科となります。
*ご家族のみなさまへ*
お産後の生活にはご家族の存在が大きな支えとなります。
パパへ
育児をしながらイライラ、くよくよしてしまうママをできるだけ寛大に受け止めてあげて欲しいと思います。家事や育児をサポートしてあげることも大切ですが、ママのよき話し相手になってあげてください。
祖父母さまへ
育児に干渉しすぎず、一歩引いたところからサポートしてあげてください。
家族計画と身体の回復
性生活
1か月健診を受け、異常がなければ可能です。授乳中や月経再開前でも排卵・妊娠の可能性があるため、避妊をしっかりしましょう。母体の完全な回復には約1年かかると言われています。体への負担を考え、その間の妊娠は控えたほうが良いでしょう。
避妊方法
コンドーム(産後最も適している)、リング(月経開始後)、ピル(授乳中は服用不可)、基礎体温(月経不順なうちは目安になりません)。
月経開始
一般的に授乳中は来ないことが多いですが、個人差があります。
母乳育児のコツ|おっぱいケアと上手な授乳方法
おいしい母乳のために
- 食生活:
母乳は血液から作られます。高カロリーな食事、油脂、乳製品は乳管を詰まらせる原因になるので控えめにしましょう。 - 生活:
睡眠と適度な運動を心がけましょう。 - ストレス発散:
出具合を気にしすぎず、リラックスする方法を見つけましょう。
上手に吸ってもらうために
- 乳頭:
吸わせる前に乳頭をほぐすと赤ちゃんが吸いやすくなります。 - 頻回授乳:
生後2〜3か月までは欲しがるだけ吸わせましょう(自律授乳)。 - 左右均等に:
片方だけでなく両方を交互にあげましょう。 - 抱き方:
横抱きだけでなく縦抱きやフットボール抱きなど、抱き方を変えると乳腺の詰まり解消になります。
おっぱいトラブルの対処
- 張りすぎた時:
赤ちゃんに飲んでもらうのが一番です。搾乳しすぎると余計に作られてしまうので、少し軽くなる程度(搾りすぎ注意)にしましょう。 - クーリング:
熱やしこりがある時は、冷却シートや保冷剤(タオルを巻く)で穏やかに冷やしましょう。
時にはミルクも大丈夫!
ママが笑顔でいることが一番です。必要ならミルクの力を借りても構いません。
新生児の体と健康チェック|退院後に知っておきたいこと
新生児の生理
- 体温: 36.5℃〜37.5℃。自分で体温調節できないので着せすぎに注意しましょう。
- 排便: 5〜8回前後/日。2〜3日出なくても機嫌が良ければ大丈夫です。
- 排尿: 10回前後/日。
- 体重: 退院後は1日18〜30gずつ増加(1か月健診までに約1kg増)。
- おへそ: 1か月までは沐浴後に消毒しましょう。
- 黄疸: 1か月位持続することもあります。元気がない時は受診をしましょう。
赤ちゃんの「こんな時は?」
- 発熱: 38.0℃位でも元気なら着せすぎを確認しましょう。泣き止んでから再度検温してください。
- 嘔吐: 授乳後の「いつ乳」は生理的なものです。噴水状に吐いたりぐったりしていなければ心配ありません。
- 便秘: 綿棒の頭にベビーオイルをつけ、肛門を1cmほど刺激する「こより洗腸」を試しましょう。
- 湿疹(脂漏性湿疹): 石けんをよく泡立てて洗い、しっかり流して清潔にしましょう。
- オムツかぶれ: こすらず、ぬるま湯で洗い流して乾かしてから新しいオムツを当てましょう。
こんな時は受診を|赤ちゃんの緊急サインと安全な環境づくり
【重要】こんな時は病院へ!
- 体温が38.0℃以上あり、飲みが悪く元気がない時。
- 呼吸が苦しそうで、顔色が紫色になる時。
- 噴水のように多量に吐く時。
- 便に血が混じったり、白い便、黒い便が出る時。
- おっぱいを飲んでいるのに体重が増えない時。
- おへそがジクジクし、出血や異臭がある時。
赤ちゃんの環境
- 室内: 温度20〜25℃、湿度40〜60%。
- 冷暖房: 風が直接当たらないようにし、こまめに換気しましょう。
- 安全: 事故防止のため、ママの目が届く場所に寝かせましょう。
- 外出: 1か月までは控え、1か月後から少しずつ「外気浴」からスタートしましょう。
2週間健診
フジハラレディースクリニックでは、退院後も安心して育児をスタートできるよう、生後約2週間後に「2週間健診」を実施しています。産後うつや授乳トラブルが起こりやすいこの時期に、助産師・医師がお母さんと赤ちゃんの両方をしっかり確認します。
- 赤ちゃんの体重の増え方や全身状態の確認。
- 授乳の状況の確認や必要に応じてミルクの補足量についてのご説明もおこないます。
- 産後の体調や生活についてのお話をうかがい、産後の過ごし方について一緒に考えたり、必要に応じて利用できる支援についてご案内しています。
母乳外来
広島のフジハラレディースクリニックでは、授乳・母乳に関するお悩みに専門の助産師が対応する「母乳外来」を行っています。「母乳が足りているか分からない」「おっぱいが張って痛い」など、退院後の不安もお気軽にご相談ください。
- 母乳が足りているか心配な方
- 赤ちゃんの体重の増え方が気になる方
- 乳房トラブルがある方
- ミルクの補足量について知りたい方
など
里帰り出産・転院のご案内|フジハラレディースクリニックの受け入れ体制
フジハラレディースクリニックでは、里帰り出産をご希望の方にも安心してご利用いただける体制を整えています。
妊娠経過や分娩予定日を踏まえ、いつ頃から当院での受診を開始するか、分娩までの流れや必要な手続きについて丁寧にご説明いたします。これまで通院されていた医療機関からの紹介状や検査データをもとに、切れ目のない産科医療を行います。
慣れない土地での出産や、実家での生活に不安を感じる方も少なくありません。当院では、そうした不安に寄り添いながら、出産までの期間を安心して過ごしていただけるようサポートしています。遠方からの里帰り出産であっても、気軽に相談できる存在でありたいと考えています。
よくあるご質問(FAQ)|妊娠・出産・産後ケアのお悩みにお答えします
痛みに弱いので、無事出産できるか心配です。
フジハラレディースクリニックでは、呼吸法・リラクゼーション・助産師による継続的なサポートを組み合わせ、お母さんが主体的に、そして穏やかに出産に臨めるよう支援しています。陣痛に対して「怖い」ではなく「できる」という自信を育むお手伝いを、妊娠中から丁寧に行います。
出産後の母乳が出るか不安です。
助産師が授乳姿勢や吸わせ方のポイントを丁寧にお伝えします。母乳分泌を促すケアも行っておりますので、安心してお任せください。
体重管理がうまくいくか不安です。
無理に食事の量を減らすことはおすすめできません。主食・主菜・副菜をバランスよくとり、間食の内容を工夫しながら体調に合わせた運動を取り入れることが大切です。毎日の体重計測と「まごわやさしい」食材を中心とした食生活の見直しを、助産師が一緒にサポートします。フジハラレディースクリニックでは玄米炊き方教室も開催していますので、ぜひご活用ください。
赤ちゃんがよく泣いて心配です。
泣いている理由としては、お腹がすいている、おむつが濡れている、眠い、疲れている、抱っこしてほしい、暑い・寒いなどの不快感、ゲップが出ていないなどが考えられます。赤ちゃんがよく泣くと心配になる方も多いですが、赤ちゃんにとって泣くことは大切なコミュニケーションです。赤ちゃんにとって安心できる環境を整えることで落ち着くこともあります。それでも不安な場合やいつもと違う泣き方など気になる様子がある場合は、早めに助産師や医療機関にご相談ください。
出産の時の立ち会い分娩はできますか。
はい、パートナーやご家族の立ち会い分娩が可能です。何人でもかまいません。大切な方と一緒に、赤ちゃん誕生の瞬間をお迎えいただけます。ご希望の方はバースデザイン作成時にお申し出ください。なお、院内感染予防の観点から、体調のすぐれない方の入室はご遠慮いただく場合がございます。
破水入院後にご主人や子どもは一緒にお部屋で待機できますか。
原則、陣痛が始まっていない場合は、女性に特化した専門施設であること、防犯上の観点から、夜20時以降のお産をする2階の陣痛待機室のお部屋以外や病院外への出入りを制限しております。柔軟に対応はしておりますが、陣痛発来後にしっかりご主人様には奥様をサポートするお役目がございますので、その時にご連絡して、来院していただくこともございますことをご了承ください。
広島で産婦人科・レディースクリニックを探しているのですが、初診はいつ頃受診すればよいですか。
妊娠の可能性に気づいたら、妊娠5〜6週(最終月経から約1か月半後)を目安に受診されることをおすすめします。フジハラレディースクリニックでは、初診から助産師が妊娠の経過や不安なことについて丁寧にお伺いします。お気軽にご予約ください。
産後ケアはどのような内容ですか。退院後も相談できますか。
フジハラレディースクリニックでは、退院後も安心して育児ができるよう「2週間健診」と「母乳外来」を実施しています。また、産後ケア入院も2026年夏以降、開始に向けて準備中です。授乳トラブル・体重増加の不安・産後のメンタルヘルスなど、何でもご相談ください。広島でお産後のサポート先をお探しの方も、お気軽にご連絡ください。
無痛分娩(和痛分娩)は対応していますか。
当クリニックでの無痛分娩の対応可否・詳細については、直接お問い合わせいただくか、初診時に医師にご相談ください。出産方法についてのご希望は、バースデザイン作成の際にも丁寧にお伺いします。
